製紙工場では、製紙時に裁断された細いロールが残ります。Skiver Lineにより、せん断されたロールは製紙メーカーや段ボール メーカーで使用し、収益性を向上させることができます。
Skiver Lineは、2つの幅の狭いエッジロールをわずか1ステップのプロセスで希望の幅のペーパーロールに接着するできるように開発されました。これらのペーパーロールは、段ボールの品質に影響を与えることなく、段ボールシートに加工することができます。
幅の狭いロールを再利用することができるため、製紙業者は販売されなかったエッジロールをリサイクルするコストを節約することができます。同様に、段ボール紙製造業者は、低価格で幅狭のエッジロールを利用することが可能となり、従来の段ボール機械で幅広のロール紙として接着および加工することができるため、収益性を向上することができます。このため、生産コストを削減することができます。
- 説明
- 技術データ
運転中のSkiver Lineでは巻き戻しスタンドに2本の細長いロールがセットされ、保留中のスプライスに備えます。ペーパーウェブは、ウェブガイドシステムを介して2つの研磨システムに供給されます。これにより、2つのベベルが均等に配置されます。研磨システムは、2つのペーパーウェブの対応する中央エッジに均一なベベルプロファイルを作成します。ラインのバキュームシステムは研磨により発生する粉塵を取り除きます。
ウェブガイドシステムは、両方のペーパーウェブをラミネーション箇所に送り、接着できるように正しく配置します。接着剤塗布システムにより、接着前にペーパーウェブのエッジに最小限の接着剤が塗布されます。
エッジトリミングシステムが納品内容に含まれている場合は、完成した全幅ロール紙で高品質の側壁プロファイルが形成されるように、生成されたロール紙を一定の幅にトリミングします。
納品内容に含まれている場合は、ウェブクリーニングシステムは、Skiver Lineと製紙プロセスによって生成された残留ダストを除去し、生成されたペーパーロールの品質を向上します。紙はリワインダーシステムで巻き取られます。目的のロール径に達すると、自動クロスカッターが紙を切断し、完成したロールは床に下ろされます。その後、オペレーターが新しいコアをセットし、次の巻き取りサイクルを開始できるようにします。
| Metric | Std. (Imperial) | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| min. | max. 2,5 m | max. 2,8 m | UOM | min. | max. 98“ | max. 110“ | UOM | ||
| Paper type | Recycled / Test / Kraft | ||||||||
| Paper weight | 90 | 225 | 225 | g/m2 | 23# | 53# | 53# | lb/sqf | |
| Roll weight max. | Rewind | 3.400 | 3.820 | kg | 7,500 | 8,400 | lbs | ||
| Roll weight max. | Unwind | 1.700 | 1.910 | kg | 3,750 | 4,200 | lbs | ||
| Final paper width | 1.000 | 2.500 | 2.800 | mm | 40 | 100 | 110 | Inch | |
| Incoming paper width | 500 | 1.250 | 1.400 | mm | 20.00 | 50.00 | 55.00 | Inch | |
| Final paper roll diameter (min. = core dia) | 100 | 1.500 | 1.500 | mm | 4 | 60 | 60 | Inch | |
| Mechanical max. speed | bei 23 lb/sqf | 90 g/m2 | 300 | 300 | m/min | 1,000 | 1,000 | fpm | ||
| Mechanical max. speed | bei 40 lb/sqf | 170 g/m2 | 230 | 230 | m/min | 750 | 750 | fpm | ||
| Mechanical max. speed | bei 53 lb/sqf | 225 g/m2 | 150 | 150 | m/min | 500 | 500 | fpm | ||
| Paper tension process section | Standard | 3,5 | 3,5 | N/cm | 2.0 | 2.0 | pli | ||
| Paper tension rewind section | Standard | 10,0 | 10,0 | N/cm | 6.0 | 6.0 | pli | ||
| Paper tension (process L/R absolute) | 450 | 500 | N | 100 | 110 | lbs | |||
| Paper tension (rewind absolute) | 2.700 | 3.000 | N | 600 | 660 | lbs | |||
| Operating voltage | 480 V, 3 ph, 50/60 Hz | ||||||||
| Air pressure | 2 | 7 | 7 | bar | 30 | 100 | 100 | psi | |
| Temperature range | 2 | 40 | 40 | °C | 35 | 105 | 105 | °F | |
| Machine color | RAL 1013 | Oyster white | |||||||
| Electric cabinet color | RAL 7032 | Pebble gray | |||||||
| Documentation | English | ||||||||
Skiver Lineプロセスの概要
Skiver Lineプロセスは、両側のペーパーウェブが結合され、幅の狭いロールが全幅のロールに変換されるセンタースプライス機能をベースに構築されています。最初のステップで、対応する両方のペーパーウェブの端を研磨して接着します。これにより、正確なベベルプロファイルが生成されます。次に、ペーパーの一方の端に接着剤を塗布し、両側のペーパーウェブを常に合わせて、接合部で厚さの変化が生じないように正確かつ均一に接着することが確保されます。
収益性の高いプロセスの実現
巻出し機に自動スプライシングシステムを設置することで、最適な機械効率が確保されます。巻返し機には2つのドラム巻き戻し装置があり、最適な巻き取り品質を保証し、コルゲーターでの完璧な巻き戻しを実現します。製造コストを可能な限り低価格にするため、Skiver Lineは作業員二名で操作できるように設計されています。Skiver Lineは、すべての E+L 製品と同様に堅牢で高い信頼性を発揮します。このため、Skiver Lineは、最小限の定期メンテナンス作業で24時間年中無休で運用することができます。
